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[イベント]5/8[日]開催◆「新しい〈不純な映画〉のために」/渡邉大輔+角田亮

更新日:2022年4月30日




こんにちは、本屋ロカンタンです。いよいよゴールデン・ウィークですね。サテ。このたびのイベントでは、昨秋10月に上梓された評論集『明るい映画、暗い映画——21世紀のスクリーン革命』(blueprint)につづく新著『新映画論 ポストシネマ』(ゲンロン叢書)の刊行を記念して、著者の渡邉大輔さんをお招きいたします。渡邉さんは、「映像圏」という概念を提起した初の単著『イメージの進行形』(人文書院/2012)をはじめとして、現代社会をとりまく「映像」とそのなかにある「映画」について、つねに刺戟的な議論をつづけてこられています。


お相手は、渡邉さんのこのたびの著書を「この十数年間で、そしてこの先何十年間で最も重要な映画史の本になる画期的で野心的な内容」と評する角田亮さんです。世代の異なるふたりが、19世紀末の発明であり、20世紀を充した「シネマ」以後に位置する21世紀の映画=「ポストシネマ」について、こころゆくまで語りあいます。どうぞご期待ください。


それでは渡邉大輔さんよりひとこと頂きましょう。



2月に刊行した拙著『新映画論』をめぐり、本屋ロカンタンさんで刊行記念イベントを開催していただくことになりました。対談のお相手は、角田亮さん。角田さんはご共著書『iPhoneで誰でも映画ができる本』(キネマ旬報社)などで知られ、かつてはウェブで刺激的な映画史講義を配信していらっしゃいました。


私にとっては、初単著『イメージの進行形』(人文書院)刊行前後の頃からその映画や映像文化に対する新鮮な感性と該博な知識に大いに啓発されてきました。しかも一方で角田さんは、立教大学のご出身で、あの蓮實重彦の伝説的な講義を聴講し、いわゆる「立教ヌーヴェル・ヴァーグ」とも近しい環境にいた方でもあります。


私は、『新映画論』の中で蓮實を重要な参照軸とし、映画と映画批評の今後についても多角的に考えました。蓮實以前/以後の地平と私が『新映画論』を書いた現在の状況とで、似たような映画のパラダイムシフトは起こっているのか? だとすればそれはなんなのか? ここ数十年の日本の映画・映像文化の状況を眺めてきた角田さんの視点から伺ってみたいと思っています。


——渡邉大輔



■ 開催概要


『新映画論 ポストシネマ』(ゲンロン叢書)刊行記念 

「新しい〈不純な映画〉のために」


日 時:2022年05月08日[日]16:00-17:30

会 場:本屋ロカンタン[インストア]/YouTube Live[オンライン]

席 数:店内15席程度

入場料:ご予約 1,200円[店内ではワンドリンクつき]

    当 日 1,400円[同上]

    配 信 1,200円

 *いずれも書籍同時購入で200円引き


ゲスト:渡邉大輔さん ・角田亮さん

進 行:萩野亮[本屋ロカンタン]



■ ゲスト


渡邉大輔 Daisuke Watanabe

映画史研究者・批評家。1982年生まれ。跡見学園女子大学文学部准教授。専門は日本映画史・映像文化論・メディア論。映画評論、映像メディア論を中心に、文芸評論、ミステリ評論などの分野で活動を展開。著書に『イメージの進行形』(人文書院)、『明るい映画、暗い映画』(blueprint)、『新映画論』(ゲンロン)。共著に『リメイク映画の創造力』(水声社)、『スクリーン・スタディーズ』(東京大学出版会)、『本格ミステリの本流』(南雲堂)など多数。

◎Twitter: https://twitter.com/diesuke_w


角田亮 Ryo Tsunoda

1963年9月神奈川県川崎市生まれ、立教大学卒。在学中に自主映画サークルS.P.P.(セント・ポールズ・プロダクション)に所属。四年間で黒沢清、万田邦敏、塩田明彦、小中和哉、篠崎誠らの映画制作の現場に参加。一般教養授業で蓮實重彦の映画表現論を受講。

87年、日米合作アニメの最盛期だった頃、南阿佐ヶ谷の制作会社に短期間勤務。そこは『風の谷のナウシカ』を製作後、スタジオジブリを立ち上げるために解散したトップクラフトの居抜き物件。


六本木のテレビ番組制作会社でドキュメンタリー、情報バラエティ、今村昌平製作総指揮、劇場未公開の記録映画、ディズニーの子供番組などの現場を十年くらい。書籍「iPhoneで誰でも映画ができる本」(11年)で映画の技術・技法史のコラム担当。キネマ旬報に「ゴダール再考 最先端映像テクノロジーヲタク、ゴダールを追え! : 初の3D映画「さらば、愛の言葉よ」に至るその足あと」(15年1月下旬号)を寄稿。インディ映画上映会社キネアティック主催で、テクノロジーとイノベーションの映画史の連続講義「デジタルシネマ・サバイバルハンドブック」(13年、全6回)。上映企画「UNKNOWN HOLLYWOOD 知られざるハリウッドクラッシック」(14〜16年、全9回)を共同主催。


『ジョーズ』、『スター・ウォーズ』以降の現在に至る映画/映像史を調査研究中。只今はゲームエンジンで映画/映像をつくるヴァーチャルプロダクションの流れに興味あり。

◎Twitter: https://twitter.com/RyoTsunoda



■ ご予約


<店内観覧>

mail@roquentin.net まで、件名を「5/8イベント予約」として、①お名前、②ご予約席数 ③当日書籍購入のあり/なし、をお知らせくださいませ。

*満席の時点で当日券は出ません!


<オンライン視聴>

下記サイトよりチケットをお求めください。

https://www.roquentin.net/categories/4294129




■ 書誌


『新映画論 ポストシネマ』


著 者|渡邉大輔

出版社|ゲンロン[ゲンロン叢書]

定 価|3,000円+税

判 型|四六判・並製

頁 数|480


ISBN|978-4-907188-44-3

発 行|2022年02月


◎お求めはこちらから







■ アクセス


本屋ロカンタン

167-0053 東京都杉並区西荻南2-10-10 KUビル102

JR中央線・西荻窪駅 南口より徒歩6分

090-6165-6248(はぎ野)


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